当店では整体に加えてピラティスの提供を行っています。
整体とピラティスはどちらも”体のメンテナンスを行う”という点では同様のサービスですが、2つには大きな違いがあります。
今回は、整体とピラティスのそれぞれのメリット・デメリットについてご紹介します!
まず、みなさんは整体とピラティスで異なる点は何だと思いますか?
それは、「脳神経の活動が介在するかどうか」です。
実はこれってすごく重要なことなんです!
整体の特徴
整体では、自らの意思で体を動かすことは少なく、ほとんどは整体師による他動的な施術がメインになります。
当院では、筋膜施術や運動・解剖学に基づいた徒手施術を行っており、比較的細かな部位へのピンポイントの施術も行っております。
そのため、整体のメリット・デメリットとしては以下の点が挙げられます↓
整体のメリット①他動的な施術がメインであるため、受け手はリラックスできる
②体に触れて施術を行うため、細かな機能異常・組織異常が明らかになる
③ピンポイントの施術が可能(例:股関節の内側の○○筋、上から〇番目の背骨 etc.)
⇒比較的短期的に効果がでる!
整体のデメリット①脳神経の介在が少ないため、日常的な姿勢や体の動かし方が根本的な問題である場合は、痛みが再発する可能性がある
ピラティスの特徴
一方、ピラティスでは、基本的には自ら体を動かすため、インストラクターが常に体に触れて施術を行うことはありません。(身体機能評価時には、体に触れて施術を実施します)
そのため、自ら体を動かすことによる疲労や筋肉痛などのリスクはございます。
ですが、自らか体を動かすことは”運動主体感”を改善し、体の動きのエラーや異常感覚(痛みetc.)などを修正する効果があることも、明らかとなっています。
運動主体感とは、「私がこの体を動かしている!」といった感覚であり、怪我や加齢をきっかけに、喪失していくことがあります💦
運動主体感については以下のブログでも紹介していますので、是非ご覧ください!
2024.01.06 痛みって何だろう?
痛みとは奥深く、その原因は多種多様です。
痛みの原因には、生理的要素・社会的要素・認知的要素などがあり、
必ずしも、体の一部が損傷しているから痛みが生じるわけではありません
通常、痛み感覚は①組織で感知⇒②末梢神経⇒③脊髄⇒④脳の順番で伝わり
これを、侵害受容性疼痛と言...
痛みの原因は ”運動主体感” ?
この運動主体感は、慢性疼痛の原因になっていることが多く、
これが原因の痛みは整体だけでは改善しません。。。
実は、痛みというものは必ずしも組織損傷・異常を伴うわけではなく、脳における痛みのネットワークの異常や、過去の経験・情動から由来する心理的なストレスが痛みとして生じていることが多いのです。。。
そして、ピラティスはこの運動主体感の改善を得意としています!
ピラティスのメリット・デメリットは以下の通りです!
ピラティスのメリット①運動主体感の改善による慢性疼痛の改善効果がある
②正しい身体コントロールが身に付けば、疼痛の再発予防につながる
③軽負荷運動による心理的ストレスの軽減効果
ピラティスのデメリット①細かな機能障害には対応しにくい
②自分で体を動かすため、疲労を伴う可能性あり
③オーバーワークによる筋肉痛
ちなみに、整体とピラティスの慢性腰痛に対する短期的な効果(疼痛改善効果)について比較した研究で¹は、双方の効果に差はなかったと報告されています!
まとめ
こんな人には整体がおすすめ!・痛みが強く、自分で体を動かすことが難しい人・怖い人
・とにかく短期的に効果を出したい人
・ピンポイントの痛みがあり、これまで運動やストレッチを行ったけど良くならなかった人
こんな人にはピラティスがおすすめ!・長期的に体のケアを行い、悩みの根本改善を目指したい人
・姿勢の歪みを改善したい人
・怪我をしにくい体作りがしたい人
・整体に行っても痛みが良くならない人
当店では整体+ピラティスに加えて、小顔矯正や浮腫みケアなど美容に特化したメニューもご用意しております!
もちろん、すべてのメニューは併用可能で、整体で痛みのケアをしながらピラティスを行ったり、痛みのケアをしながら小顔や浮腫みケアを行うのもOKです!
是非、当店で理想の健康美を手に入れましょう♪
最後まで読んでいただきありがとうございました!
1)The Effectiveness of Pilates Exercise in People with Chronic Low Back Pain: A Systematic Review. 2014 PLoS ONE 9(7): e100402.
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