姿勢が変わったことに、家族が先に気づきました

毎日ご家族から「また腰が丸まっている」と言われ続けていた方がいらっしゃいました。

ご本人としては、もう歳だから仕方がないと思っていた、とおっしゃっていました。
背中のことを毎日指摘されるのは、あまり気持ちのいいものではありません。言われるたびに少し背を伸ばして、しばらくすると元に戻る。その繰り返しだったそうです。

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指摘していた家族が、先に気づいた

しばらく通っていただいたあるとき、そのご家族から「姿勢よくなったんじゃない」と言われたそうです。あれだけ丸まっていると言い続けていた人が、今度は自分から変化のほうを口にしたわけです。

ご本人は、言われるまでピンときていなかったとおっしゃっていました。

セッションの中では動きやすさを感じていても、日常の立ち姿が変わっていることには気づいていなかったのです。この順番は、実はよくあります。

どうして、自分の変化は分かりにくいのか

理由はふたつあります。

  • 姿勢は自分では見えない…鏡で正面は見られても、横からの立ち姿を日常で見る機会はほとんどない
  • 変化がゆっくり進む…内側の感覚は「今」しか教えてくれないので、少しずつの差は感じ取れない

ひとつめから見ていきます。鏡で正面は見られますが、横から自分がどう立っているかを日常で見る機会は、ほとんどありません。

もうひとつは、変化がゆっくり進むことです。
内側から返ってくる感覚は、その時々の「今」しか教えてくれないので、少しずつの変化は差として感じ取れません。毎日顔を合わせている人の目にだけ、はっきりした差として映ります。ご家族の一言が、いちばん正直な評価になることがあります。

これは、続けられるかどうかにも関わってきます。変わっていることに気づけないまま続けるのは、誰にとってもしんどいからです。

だからRE:POSTでは、初回に撮った姿勢の写真を残しておいて、あとから並べて見られるようにしています。感覚は移り変わりますが、写真は当時のままそこにあります。ご自身では分からなかった変化が、二枚並べた瞬間に見えることがあります。

「歩くのが早くなった」と言われた理由

その方は、もうひとつ言われたことがあります。歩くのが早くなった、と。

姿勢の話をしていたのに、出てきたのは歩き方の変化でした。

背中が丸まっていると、重心が前に寄って、視線も下がりやすくなります。
この状態だと脚を後ろに送る余裕が生まれにくく、歩幅が小さくなります。歩幅が出ない分を歩数で補うので、たくさん歩いているのに前に進みにくい、という感じになります。

背中が起きてくると、脚の付け根を後ろに伸ばせる余地が戻ってきます。一歩が伸びれば、同じ歩数でも進む距離が変わります。歩くのが早くなった、というのは、そのあたりの変化が外から見えた形なのかもしれません。

ご本人は速く歩こうと意識したわけではなく、いつもどおり歩いていただけです。歩幅は自分では測れないので、ここもまた、まわりの人のほうが先に気づく種類の変化です。

背中が丸まるのは、背中だけの事情ではない

背中が丸まっている方に、背中を伸ばす練習だけをしても、なかなか変わらないことがあります。丸まっているほうにも、たいてい別の場所の事情があるからです。

  • 脚の付け根が硬くて、骨盤を起こせない
  • お腹まわりの支えが働きにくい
  • 手元を見る作業の時間が長い

どれも、背中の外側にある理由です。

ご家族に言われて、その場でぐっと背筋を伸ばす。あれは、支えの足りないところを力で一時的に持ち上げている状態なので、気を抜けば戻ります。戻るのが当たり前で、意志が弱いという話ではありません。持ち上げ続けなくても起きていられる形に近づけていくほうが、結局は近道になります。

「もう歳だから」で止まってしまうこと

年齢を重ねると、身体は確かに変わります。それは事実ですが、変わらないことの理由として使うと、話がそこで終わってしまいます。

いちばんもったいないのは、身体のどこが働けていないのかを確かめる機会がなくなることです。丸まっている背中にも、丸まらざるを得なかった事情があります。

どこが硬くて、どこが支えきれていないのか。そこを見ないまま「歳のせい」にしてしまうと、手の打ちようがなくなります。年齢はご自身では動かせませんが、硬くなっている場所や支えの足りない場所は、確かめることができます。同じ「歳だから」でも、確かめたうえで言うのと、確かめずに言うのとでは、その先が変わってきます。

年齢を重ねた身体でも、反応は返ってくる

理学療法士として11年、20代から90代までの方の身体を見てきました。

年齢によって変化の出方やスピードには差がありますが、身体が反応をまったく返さなくなる、ということはありませんでした。若い方のように数回で変わるわけではありませんし、少し間が空くと戻りやすくもなります。それでも、動かした場所は動かした分だけ返事をしてくれます。

LPにも載せていますが、70代の方でも立ち姿勢が変わった例があります。

もちろん個人の感想であり、変化のあらわれ方には個人差があって、同じ結果をお約束できるものではありません。それでも「もう無理だと思っていた」という前提だけは、一度置いてみていただきたいと思っています。


何歳でも、まず測るところから

RE:POSTの初回90分では、いきなり動くことはしません。

専用アプリで前と横から姿勢を撮影して、基準線とのズレを目で見て確認します。

そのうえで柔軟性・筋力・体のコントロールを含めた4項目を確認し、骨模型を使いながら、なぜそこが丸まるのかをご説明します。

完全個室のマンツーマンで、まわりの目は気になりません。

初回から追い込むことはしませんし、次回から必ず通っていただく、というお話もしません。運動の経験がない方や、身体を動かすことに不安のある方も来られていますので、その場でできる範囲から始めます。続けられそうかどうかは、結果を見てから決めていただいて構いません。

ご家族に「また丸まっている」と言われている背中があれば、一度見せにいらしてください。初回体験は90分5,000円で、姿勢分析・4項目の評価・その方に合わせたセッション・結果のご説明まで含んでいます。ご予約はホットペッパービューティーから承っています!

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