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ためになる健康のお話

寝違えの原因と改善方法

本記事に目を通していただきありがとうございます。本日は最近年齢問わず多い症状である寝違えについて原因と対処法、予防について簡単にご説明します。

<寝違えとは>

寝違える 画像

寝違えは誰でも起こり得る症状で一度は経験したことがある人も少なくないはずです。私も普段は治療家ですが経験したことがあり、その時は仕事もままならないほど辛い思いをしました。

症状としては寝て起きた際に生じる首、肩周囲、人によっては背中まで及ぶ痛みで、その痛みにより首肩が動かせなくなることが特徴です。軽い人では数時間で改善するかたもいますが、重症な人では2,3日以上痛みが続く人もいる程で決して軽視できない障害です。

<原因>

寝違えは寝ている際に首や肩などが不自然な姿勢になりその姿勢が持続することで動脈を圧迫し筋が阻血(血流が低下する事)状態になることで痛みを発症します。

<治療>

治療法はその人の原因が生じた姿勢や発症している状況に応じて変化しますのでまずは専門家に診ていただくことをお勧めいたします。しかし、中にはお忙しいい方やわざわざ行くことが大変な方もいらっしゃると思います。

そのような方には今から説明することを行い、治療に臨んでみましょう。しかし、治療前に重要な注意点がございますのでそちらも合わせてご参照ください。

{注意点}

・両手や肩周囲に痺れは無いか?

→痺れがある場合は頸椎という首の骨の周りにある神経が圧迫されていたり頚椎症やヘルニアなどが疑われる場合がございます。早期に医療機関を受診して対応いただければ大事になる前に治療できます

・眩暈や吐き気などは無いか?

→頸椎には脳に血流を送る血管が走行しており、その血管が圧迫されると脳血流が低下し症状が出る場合があります。安静にしても改善が見られなければ医療機関を受診しましょう

{治療法}

①痛い方向に動かさないよう安静

②一番痛い筋の周りの筋をマッサージorストレッチ

③①で痛みが軽減してきたら痛みの出ない又は少ない範囲で硬くなっている筋に収縮が入るように肩や頚の運動

上記3つを行うと周囲の筋に血流が促通され筋の硬さは改善されてきますそれでも奥の方が痛いなどの方は関節にまで炎症が及んでいる場合もございますので安静や鎮痛剤で経過観察、受診などでご対応いただくことも方法としてございます。

{予防}

①枕の高さを検討

→高すぎる枕ではなく自分の耳がよりやや前くらいの枕を選びましょう

②普段から姿勢改善のストレッチ

→猫背やストレートネックなど最近PCの普及などで不良姿勢の方が激増しています、そのような方はもともと筋が硬く、血流も悪いので寝違えになるリスクは高いです。今後猫背、ストレートネック改善のストレッチ記事を書く予定ですが動作でも様々なストレッチがSNSに掲載されていますのでご自身にあったストレッチを実践ください

    秋山 真也

    秋山 真也

    元病院勤務の理学療法士 大学院修士号(運動器) 認手理学療法士(運動器) スポーツリズムトレーニングインストラクター パーソナルトレーナー

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