「産後の骨盤は本当に開いている?」理学療法士が教える正しい知識とケア方法

骨盤矯正って本当に必要?
「産後は骨盤が開いているから、早めに矯正した方がいい」とよく耳にしますよね
でも、そもそも「骨盤が開く」とはどういう状態なのでしょうか?
そして、本当に整体で改善する必要があるのでしょうか?
今回は、病院での臨床経験を持つ理学療法士が、その疑問にお答えします!
産後に「骨盤が開く」ってどういうこと?
出産の際、赤ちゃんが産道を通りやすくするために、リラキシンというホルモンが分泌され、関節や靭帯が緩みます。これにより、骨盤の関節(恥骨結合や仙腸関節)が広がるのです。これは妊娠~出産時に自然に起こる生理的な変化であり、「悪いこと」ではありません。
ただし、産後もその緩みが残ったまま姿勢や体の使い方に偏りがあると、骨盤のゆがみや不安定性が慢性化しやすくなるため、腰痛や股関節痛、恥骨痛、尿もれなどにつながることがあります。
骨盤矯正は「整える」ことが目的
「骨盤が開いている=閉じればOK」という考えは少し単純すぎます。
理学療法士の視点で、重要と考えているのは「骨盤が安定しているかどうか」。
骨盤周囲の筋肉(特に腹筋、骨盤底筋、股関節周囲筋)のバランスがとれていれば、自然と安定した骨盤になります。
当店RE:POSTでは、骨格の位置関係だけでなく、筋肉・神経・血流の状態を総合的に評価し、最適なアプローチを行います。強く押したり無理やり動かすような施術ではなく、根拠に基づいた安全な施術で、身体の中から整えていきます。
産後ケアはいつから始めるべき?
一般的には、産後6〜8週以降が一つの目安です。
この時期になると、ホルモンバランスが徐々に落ち着き、体の状態も回復傾向になります。ただし、出産方法(自然分娩・帝王切開)や体調に個人差があるため、医師の許可を得たうえで無理のないスタートが大切です。
当店では、初回のカウンセリング時に現在の状態を丁寧にチェックし、安全に開始できるようご案内しています。
当店での産後ケアの流れ(例)
- 理学療法士によるカウンセリング&評価
- 徒手施術(筋膜・神経・関節の調整)
- セルフケア&ご家族向けケアのアドバイス
- LINE等でのフォローアップ
必要に応じてマシンピラティスなど、カラダに本来必要な動きを取り戻すためのエクササイズをおすすめすることもございます!

子育てママにやさしい環境
当店は完全予約制・お子様連れOK。
小さなお子様を抱えていても、周囲に気を遣うことなく、安心して施術を受けられます。(バウンサーやおもちゃのご用意もございます)
また、スタッフは大学院を修了した理学療法士で子育て経験のあるパパです。
信頼できる知識と技術で、ママの体と心に寄り添ったサポートを心がけております!
まとめ|「骨盤が開く」はゴールではない。整えて、動けるカラダへ。
「骨盤が開く」こと自体は自然な現象です。
しかし、それを放置しておくと不調の原因になりかねません。
だからこそ、「ただ閉じる」のではなく、筋肉・関節のバランスを整えながら、カラダ本来の機能を取り戻すことが大切です。
もし産後の不調や違和感があるなら、どうぞ私たちRE:POSTへご相談ください。あなたの回復に、科学的な視点と安心できる施術で寄り添います。
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