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意外と多い!? 外反母趾について

みなさんは外反母趾についてはご存じでしょうか。
外反母趾とは成人のおよそ30%に認められるといわれており、病院でリハビリテーションを行っていても多くのケースで見受けられました。

外反母趾とは

外反母趾とは第一中足骨母趾基節骨がなす角(HV角)が20度以上になり、親指が体の外側に向いてしまっている状態をいいます。
治療法としては、手術で外科的に治療する方法と保存療法があり、保存療法の中には①運動療法、②装具療法、③靴調整などがあります。
外反母趾の原因としては、生まれながらに持つ先天的な要因と、日々の生活習慣から生じる後天的な要因に分けることができます。
詳細を以下にまとめます
ちなみに、先天的要因に含まれる”もともとの足の形状”とは、つま先の形状による足型分類により判断されます。
ヒトのつま先の形状は①エジプト型、②ギリシャ型、③スクエア型に分けることができます。この中でも、①エジプト型の方が最も外反母趾を発症しやすいと言われており、日本人の多くはこのエジプト型に該当すると言われています。
みなさんの足型はいかがでしょうか? 私は①エジプト型に該当しました💦
そして、ここからがセルフケアの話になります。

外反母趾のセルフケア

上記で、まとめた外反母趾の要因の中で先天的要因に関しては改善は困難ですが、後天的要因に関しては改善が可能なものもあります。
以下では、①靴の調整、②足部の機能訓練についてまとめていきます。

①靴の調整

基本的に靴を選ぶときは先の広い靴を選ぶようにしましょう。
ただし、だからといってサイズの大きな靴を履けばいいというわけではありません!
サイズが大きすぎる靴を履くと、靴の中で足は滑って動いてしまい、下肢の関節に負担がかかってしまいます。
また、足には縦アーチ横アーチという構造があり、荷重時の体重分散の役割があります。そして、靴の側面には、体重をかけたときに横アーチが外に広がりすぎないように支える役目があります。(横アーチの支持)
しかし、靴が大きすぎると横アーチがつぶれてしまい、”開張足”といわれる状態になり、荷重時の体重分散がなされなくなります。
さらに、この開張足の状態になると、足の中足骨といわれる骨が外に広がっていきます。そうしますと、母趾の中足骨は段々と内側に傾いていき、外反母趾の状態に近づいていきます。

ですので、靴の幅をきちんと合わせることは、開張足の予防になり、結果的に外反母趾の予防にもつながるのです。

もしこれから、靴を買おうと考えている人は、靴の横幅に気を付けて購入するようにしてみてください!
靴ベラが外せる靴であれば、実際に靴ベラの上に足をのせてサイズを合わせてみるとわかりやすいです!
また、靴の種類にも注意が必要です!
これは特に女性に該当するお話なのですが、女性がよく履くハイヒールは外反母趾のリスクになると言われています。
ハイヒールは①足先が細い②踵が高いといった特徴があります。
足先が細い靴は足の指を”くの字”に曲げてしまい、外反母趾を誘発すると言われています。また、踵の高さに関しては、踵が4cm上がると、足底部への負担は約1.5倍にになり、9㎝上がると3倍になると言われています。
ですので、ヒールが高ければ高い程、足底部への負担が強くなり、開張足などを併発するリスクを高めてしまうのです。
ただし、職業上ヒールを履かなくてはいけない方や、イベントなどでどうしてもヒールを履く必要がある方もいるかもしれません。

そのような方は、是非以下の足部のセルフエクササイズを行うようにしてみましょう!!

②足部の機能訓練

ここからは、外反母趾を予防・改善していしていくためのセルフエクササイズをご紹介いたします。

①母趾内転筋群のマッサージ+ストレッチ

母趾内転筋は外反母趾の原因となる筋肉の一つで、外反母趾の方は硬くなりやすいと言われています。以下に、マッサージ方法とストレッチ方法をご紹介します。

ボールマッサージ

テニスボールくらいの硬さのボールを足の裏において
足の付け根の部分で左右に10回+前後に10回、気持ちいくらいの強さで踏みながら転がします

Hohmann体操

両側の親指にゴムをかけて踵をくっつけたまま、足先を左右に広げます。
写真では、分厚いゴムを使用していますが、実際はズボンのゴムなどもう少し張力が弱いゴムでやってみましょう!

②足裏の筋肉の強化

足指グーパー運動

床に足裏を付けて、すべての指を広げたり閉じたりします。

足趾ギャザー

タオルや布などを床に敷き、足の指でつかみながら手繰り寄せます。
この時、指先だけではなく足全体が丸まるようにギューッと握りましょう!
以上が、外反母趾を予防・改善していくためのセルフケアに関してでした。
ただし、すでに動かすと痛みが生じてしまう方や、母趾外反角度が重度の方に関しては、病院を受診した後に専門家の下でセルフケアを行うようにしましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
当院では外反母趾に対する施術およびオーダーメイドインソールの作成も承っております。足の悩みがある方は是非相談に来てみてください!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

    佐々木拓良

    佐々木拓良

    <取得資格> 理学療法士 認定理学療法士(糖尿病/循環器) 大学院博士課程卒業 心臓リハビリテーション指導士 ピラティスインストラクター

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