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ためになる健康のお話

なかなか改善しない肩こりと頭痛。その理由は、、

①肩こりについて

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肩こりとは明確な定義がなく症状に対する名前なので当てはまる人は多く、症状もその分多種多様です。人によっては腕や首に痺れが出てきてしまったり、腕や首が思うように動かない人もいます。

ですが、大まかには肩周囲~首にかけての筋肉の張り感や痛み、動かしずらさなどを症状とするものは肩こりと言っても良いでしょう。

簡単ではございますが肩こりの原因や治療などは下記日本整形外科学会HPにも記載しておりますので是非ご参照ください。
原因もここでは本格的に治したい!と考える人向けに書かせていただきますので詳しく知りたい方はそのままお読みいただけると幸いです。

https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/stiffed_neck.html

日本整形外科学会

原因

みなさん、肩こりで下の図の場所に多く症状を有していませんか?もちろん全員がそうというわけではなく中にはとても特徴的な場所を訴える方もいらっしゃいます。私の臨床などでの経験上は下に示す三か所が多いため載せさせていただきました。

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”非常に訴えとして多い場所ですが、これらの場所は痛みの場所では
ありますがこれは本当の原因ではないことが多いです”

では、どこに原因があるのでしょうか??
実は「後ろではなく前の筋肉が原因のことがあります。」(もちろん全てがそうというわけではございませんので治療の時に原因を見つけるコツもお話します。)

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皆さんもご存じ”大胸筋”です。その深層には小胸筋と言われる筋もありこれらの筋肉が短縮している状態で先ほどの背中の筋肉が伸ばされたままの状態が続き、筋肉が阻血になり硬くなることが大きな原因となっております。
(硬くなるメカニズムは量の都合上今回は割愛させていただきます。)

ではなぜ大胸筋、小胸筋が短縮状態になってしまうのでしょうか??
それは「姿勢」によるところが大きいと私は考えております。

肩こりを感じている皆様、これらの姿勢に覚えはございませんか?

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スマホや本など下を向いて操作
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右3つのような座り方
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長時間のPC作業や上図の姿勢になる作業(料理、手芸など)

これらは全て体の前方が縮こまるような姿勢であり、この姿勢を仕事や自宅の中で継続していると筋肉は短縮してきてしまいます。そのため後ろの肩こりを訴える部分をマッサージしてもまた、前方に引っ張られて再度元通りに待ってしまうことがあります。

これが肩こりになる一番多い原因です。上記の場面だけでなく、枕が高かったり、運転が多かったり、過用(筋肉を働かせすぎ)でも生じるので詳しく原因を知りたい方がいましたらお気軽にコメントでご質問ください。

治療と予防

さて、治療ですが肩こりの治療で最も多いのが、どこかで施術やマッサージなどしていただいても再度戻ってしまう方が経験上は多いと感じています。
それは先ほども述べさせていただいた、「原因が後ろではなく前」という点が解決してくれると考えております。

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上記のように肩こりをマッサージで改善しても前の筋肉や姿勢がそのままでは戻ってしまいます。根本的解決には日常生活や仕事などでとってしまっている姿勢をまずは改善するように意識しますがそれと並行して前方の筋肉のストレッチやセルフマッサージ(セルフリリース)を実践してみましょう。
猫背姿勢改善のストレッチ動画のリンクになります。

https://www.youtube.com/watch?v=lz3JuVbl2zI

猫背改善ストレッチ 理学療法士 秋佐チャンネル

セルフマッサージは筋膜リリースがおすすめです。まず①表面の皮膚を持ち上げる様にして動かす②症状のある該当筋に対して首~背中であれば横方向、肩であれば縦方向に2~5分ほど最も痛いところをぐりぐりとマッサージしてみましょう。

動画などでも多くの先生が紹介されているので「筋膜リリース肩こり」などで検索してみるのも良いでしょう。

当院または開業予定の当施設では患者様のお体に合った専門の施術を行い筋膜リリース、筋膜マニピュレーション、組織間リリースといった手法で治療を行います。お悩みなどあればお気軽にお待ちしております。

②頭痛について(肩こりと関係)

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頭痛と言っても様々が原因がありますが、ここでは勝手ではございますが肩こりが生じてその後に頭痛が発生した症状の方に対してのお話をさせていただきます。肩こりがなくても首や肩周囲の筋肉が張っており硬い方はご参考になると思いますので最後まで読んでいただけると幸いです。

肩こりと頭痛は肩こりが重症化すると発症する症状となっております。
そのため根本的には先に述べさせていただいた肩こりの原因をとらなければ完全治療にはなりません。しかし短期的な効果ではありますが頭痛に対しても対処することで十分症状改善は見られます。それではまずは原因とメカニズムです。

原因とメカニズム

はじめに肩こり由来の頭痛は後頭部に生じることが多いです。もちろん全てではなく慢性的に肩こり・頭痛歴が長い方は全体的に痛みを訴える方もいます。ではなぜ、後頭部が多いのでしょうか???

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赤が動脈、黄色が神経

上図は頸椎の模型になります。ちょうどこの上側に頭部が位置します。図の赤い組織は”椎骨動脈”といい頸椎から脳へとつながっている動脈です。
この動脈は正常姿勢(下図の左)では上図のようにきれいに脳へとつながり血液を供給しています。

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左:正常姿勢  右:猫背+ストレートネック

しかし、右のように猫背やストレートネックだと頸椎の位置が変化してしまいます。

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猫背では頸椎が後方(図でいうと右)に反るようになる

頸椎の反りが強くなり、その反りの影響で動脈を圧迫することで脳への血流が低下します。椎骨動脈は脳の全血流の20%を占めており、後頭部への血液供給を中心に働いているので、血流障害が生じ、酸欠で頭痛へと派生します。

予防

猫背の段階で頸椎の位置が変わらないために、猫背改善を進めることが最も良い予防法です。猫背改善については上記に猫背改善治療動画リンク貼っておりますのでご参考ください。

治療

治療はセルフマッサージ(筋膜リリース)とエクササイズが有効です。
マッサージ方法は肩こりの治療の章に述べさせていただいたので割愛致します。
場所について、まずは、下図の赤い場所の皮膚をまずは待ちあげて左右に剝がすようにほぐしてあげましょう。

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黄色部分を緑の矢印の方向にマッサージ

皮膚リリースが終わったら、上図の黄色枠内にある筋肉を縦横にマッサージして徐々に緑線の方へ耳付近までほぐしてみましょう。

最後にリリース、マッサージを施行後に顎を真っすぐ引くように(キツツキのような動きです)頸椎の運動を寝ながら→座っての順でゆっくり20回ほど行い終了となります。
効果は人によりますが多くの人に効果を実感していただけるセルフケアとなっております。

③最後にアドバイス

長い文章になってしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございます。ここで話したことは全ての人に当てはまるわけではございません。世の中にはどこに行っても特に異常なしと言われたり、痛み止めで対応されたりする患者様は多くいらっしゃいます。我々はそのような患者様が1人でも減り、何よりも苦痛のない楽しい人生を送っていただけることを第一に考え起業後も尽力させていただきます。

    秋山 真也

    秋山 真也

    元病院勤務の理学療法士 大学院修士号(運動器) 認手理学療法士(運動器) スポーツリズムトレーニングインストラクター パーソナルトレーナー

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