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慢性疼痛

あなたも感じたことがありませんか? ~股関節のつまり感~

~はじめに~

みなさんは股関節を深く曲げたときに、脚の付け根あたりが詰まるように感じたことはありせんか?

股関節のつまり感は、多くの人が経験することがある症状です

股関節は、体の中で最も大きな関節であり、太ももの骨と骨盤をつなぐ役割をしています
そのため、普段の日常生活で負担がかかりやすく、痛みや違和感を覚えやすい関節でもあります

今回のテーマの「股関節のつまり感」は、そんな日常での負担によって引き起こされる股関節の周りの筋肉の異常や、浮腫みに起因して発症します

~股関節のつまり感の原因~

股関節のつまり感の原因はいくつかあります
その一部が以下になります

加齢による関節軟骨の摩耗・変形性股関節症etc.

②股関節後面筋の伸張性低下

③股関節前面筋の機能不全

④リンパ灌流の不良

⑤肥満

このうち②・③・④・⑤は改善可能な問題であり、当院でも股関節のつまり感に対しては施術を実施しております

ここからはこの中でも特に多い、①股関節後面筋(股関節伸筋群・外旋筋群)の伸張性低下と②股関節前面筋(股関節屈筋群)の機能不全についてご紹介します!

~股関節のつまり感に対するアプローチ~

①股関節後面筋の伸張性低下に対するアプローチ
ここでの股関節後面筋とは、脚を後ろに引いたり、外側に捻るための筋肉である、大殿筋や梨状筋などのことを指します

股関節は骨盤の一部である寛骨に、大腿骨頭といわれる脚の骨の頭の部分が少し入り込んだような構造をしています

ただ、骨同士のつながりはそこまで強くないため、関節の周りは人体や筋肉で固められて、関節が抜けないようにしっかりと固定されています

ここで出てきた、股関節後面筋はこの大腿骨頭が後ろにずれ過ぎないように後方から押さえる役目を担っています

ただ、後面筋が硬くなると、大腿骨頭が後ろにずれることができなくなり、股関節を曲げたときに、寛骨と大腿骨頭がぶつかってしまいます

これが、股関節のつまり感として感じられるのです

ですので、この後ろの筋肉が硬い方に対しては、マッサージを行ったり、ストレッチを行っていただきます。

ストレッチの一例

ストレッチの一例

 

 

②股関節前面筋の機能不全に対するアプローチ
股関節前面筋とは脚を前に曲げるときに活動する、腸骨筋や大腰筋のことを指します。

股関節を曲げる筋肉は、たくさん存在するのですが、この腸骨筋や大腰筋はほかの筋肉よりも深層にあるため、これら筋肉がうまく働かないと、ほかの筋肉が脚を持ち上げようとしても、内側からその働きを邪魔してしまいます。

ですので、この腸腰筋や大腰筋の働きが不十分な方には、筋肉の動きをしっかり出すためのエクササイズを行って頂きます。

エクササイズの例   背筋を伸ばした状態で膝を立てて座り、脚を片脚ずつ持ち上げます

~股関節のつまり感を予防する方法~

股関節のつまり感を予防するためには、以下のことに注意しましょう!

  • ①適度な運動をする

  • ②正しい姿勢を保つ

  • ③体重を管理する

  • ④股関節周りの筋肉を鍛える

  • ⑤股関節のストレッチをする

当院ではこれら予防に必要なセルフケア方法に関しても、お客様にお伝えをしております。

股関節周りに違和感や痛みを感じる方は、是非当院をご利用ください!

最後まで、読んでい頂きありがとうございました!

    佐々木拓良

    佐々木拓良

    <取得資格> 理学療法士 認定理学療法士(糖尿病/循環器) 大学院博士課程卒業 心臓リハビリテーション指導士 ピラティスインストラクター

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